2025年大阪・関西万博に登場するカタールパビリオンは、563kmにおよぶ海岸線が育んだ歴史と文化をテーマに、訪れる人々を壮大な「沿岸の旅」へと誘います。以下に、主な見どころをご紹介します。
カタールのみどころ
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詩と写真で旅を始めるエントランス
建国者と詩人による詩が、深い青からターコイズブルーへと変化する海岸線写真とともに展示され、来場者を感情的に引き込む出発点となります。 -
海から陸へ:砂と古代彫刻の世界
砂漠の砂を使った触覚展示と、アル・ジャサシヤの岩絵を再現したグラフィックで、カタールの内陸と古代の暮らしに触れることができます。 -
「海のカーテン」に包まれる没入型空間
濃い青の波のような布が空間を包み込み、カタールの海との精神的なつながりを象徴します。インスタレーションの存在感も必見。 -
3面スクリーンで描く「カタールの旅」
The Explorersによるマルチスクリーン映像で、過去から未来への国の歩みを臨場感たっぷりに体感できます。 -
真珠採取と貿易へのオマージュ
沿岸の生活と経済の源であった真珠採取と女性たちの暮らしを伝える展示が、国の歴史と生活文化を浮かび上がらせます。 -
12の沿岸地域を深掘りするビネット
アル・ワクラやラス・ラファンなど、特定地域ごとの展示スペースが設けられ、地域ごとの役割と文化を詳しく学べます。 -
2階スペースで広がる文化交流
図書館、マジュリス(談話室)、日カ両国の共同アート展示など、多目的スペースで対話と学びが深まります。 -
建築そのものが語る海洋文化
ダウ船と日本の木組み技術を融合させた建築は、海と文化の融合、カタールと日本の絆を象徴しています。 -
国家ビジョン2030と未来への投影
持続可能性、経済多角化、文化発信を柱にしたカタールの未来戦略が紹介され、国際的な連携も感じられます。
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