2025年大阪・関西万博で初めて専用スペースを設けて出展するバチカン(ローマ教皇庁)パビリオン。「美は希望をもたらす(La Bellezza porta Speranza)」をテーマに、芸術と信仰の力を通して、精神性と希望の普遍的な価値を提示します。
◆バチカンパビリオン公式サイト:https://www.vaticanexpo2025.va/ja.html
2025年大阪・関西万博 バチカンパビリオンの見どころ
注目ポイント:バチカンパビリオンの特徴
特徴 | 詳細 |
---|---|
公式テーマ | 美は希望をもたらす(La Bellezza porta Speranza) |
場所 | イタリアパビリオン内(独自スペース) |
中心展示 | カラヴァッジョ作『キリストの埋葬』 |
連携行事 | 2025年 聖年「希望の巡礼者」とテーマ連動 |
テクノロジー | NTTデータによる音響XR・パーソナライズドサウンドゾーン技術 |
マスコット | ルーチェ(Luce、「光」) |
体験の中心:『キリストの埋葬』が語る希望
カラヴァッジョの「キリストの埋葬」
ため息が出てしまう
美術館なら撮影不可のぎゅうぎゅうなのに、少ない空間でガッツリ写真を撮って尚且つガッツリ鑑賞できるとか最高の空間 pic.twitter.com/efjYbcK4e6— あじふらい (@ajifry0ajifry) April 20, 2025
- カラヴァッジョの傑作を通じて「死と復活」の神学的メッセージを体感
- 強烈なリアリズムと光の表現が観る者の心を揺さぶる
- 通常は門外不出の名画が日本で公開される貴重な機会
「美の道(Via Pulchritudinis)」という導き
- 美が信仰・希望・再生を促す力であることを伝える
- 芸術は世界共通の言語であり、文化・宗教を超えて人々を結ぶ
- 2025年聖年とのリンクで「巡礼者の希望」を具現化
文化の融合:日本との対話と敬意
- ロゴにサン・ピエトロ大聖堂のドーム + 日本の太陽を融合
- 書道(墨絵)風のビジュアル要素を取り入れたロゴデザイン
- 日本人文化人をアンバサダーに起用し、多様なイベントも予定
テクノロジーと精神性の共演
日本企業NTTデータの音響XR技術により、絵画の解説や雰囲気音が雑音なく体験可能に。来場者一人ひとりが静かな感動を得られるよう工夫されています。
バチカンパビリオンは、未来社会のデザインにおいて「精神性」や「信仰の力」の重要性を再認識させる空間です。困難な時代においても、芸術と信仰がもたらす「希望」を静かに、力強く提示します。
圧倒的な芸術体験と心の旅を通じて、誰もが「美の道」を歩み、希望の光を見出すことができる──そんな深い時間が、ここにはあります。
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